本と私と魔法使い
制服に着替え終わり、私が降りてリビングに行くと、お母さんと宗一が朝食を食べているところだった。


「おはよ、咲」
「おはよう」

「おはよ、お母さん、宗一さん」


机においてあったパンを適当につまんで食べる。

「咲さん、」

「へ?」

にこにこと笑った宗一さんに声をかけられる。

「…なんです…か?」


「ハルがね、もう出て行ったんだけど、間に合うかな?」

学校ね、とまた笑う。
…。

「あーっっ‼…ごめんなさいっ、いってきますっ」


私はドアを蹴破り、学校に向けて走り出した。
…最悪。
< 41 / 251 >

この作品をシェア

pagetop