みーとそーすの恋愛事情
となり

春は学級委員長

夏は体育祭実行委員

秋は学園祭実行委員

冬は卒業式&入学式実行委員


みんなの幸せが私の幸せ

誰かが笑顔になってくれると私も嬉しい

人の役に立てることがすごく好き


でも、そんな時は必ず

あなたがとなりに居たの。





「それで勝手に帰っちゃったの!ひどいと思わない?美依ー」

「確かに…帰っちゃうのはひどいかもだけど…でもねー…」

田宮美依、中学三年生。

ただいま幼なじみの愛海の話聞いてます。

「だって…せめてメールくらいしてくれたっていいのに…。やっぱ嫌われちゃったのかなぁ?」

「えぇ!?そんなことないよ!ちゃんと彼氏さんと話さなきゃダメだよ!きっと愛海のこと大切に想ってくれてるはずだよ!」

「美依…やっぱあんた良い人すぎるよぉ…。ありがとね。」

親友の愛海には付き合って4か月の彼氏さんがいるらしいんだけど、なんだか最近上手くいってないみたい…。

やっぱり恋愛って大変そうだな、愛海も苦労してるし…。

さすがに中学三年生になったら『初恋まだです!』とかも言いづらい雰囲気だしなぁ

…みんなどうやって恋してるんだろ。

どうやったら恋できるんだろう?


「…って、あ!大変!委員会忘れてた!ごめん、またね愛海っ」

「え、あぁ…美依も大変だねぇ。少しは他の人に任せたら?クラスの仕事全部美依がやってる気もしないでもないし…」

「いいの!だって楽しいから!」

そう、私は恋愛とかより何かみんなの役の立てるほうが向いてると思うし。

ていうか、今までずっとそうだったし…。

今さら変えるなんて、出来ない




学級代表が集まる生徒会室は3階。

ここから走って43秒!大丈夫、間に合う!

階段を上って、角を曲がれば…


すると美依の視界に突然同じ背丈の男子が飛び込んできた


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