Tolie.




「 っ、んで……何で! 」



私の手を振り払って
歯を食い縛って、
更に表情を歪ませる。




「 何でお前“ら”は諦めるんだよっ?! 」




顔を上げた彼の目には
涙が溜まっていて
辛そうに眉を寄せて
私の肩を揺らした。




「 目、覚ませよ…! 」




“痛い”と
私が顔をしかめると
優しく、彼に抱き締められた。





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