Tolie.

溢れる






「 座って話すんじゃ
  なかったのー? 」





ダルそうに立ち上がった
一輝もまた傷だらけで
ヨロけたところを優斗さんが
支えていた。






「 黙って歩くよりいいだろ 」


「 そーだけどー 」


「 カズ、痛ぇなら言えよ 」


「 は!?お前がやったくせに
  何言ってんだよ! 」






いつの間にか、二人は顔を
見合わせて笑っていて
”うるさい”って優斗さんが
二人の間に割ってはいると
楽しそうに三人が笑った。









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