Tolie.






──────ピッ、ピッ、ピッ・・・





想像以上の機械の数。
その中心に機械に繋がれて
眠る彼を見つけた。





「 りゅ、いち・・・ 」





本当に、この人が今
私を呼んでいたんだろうか。





弱々しい彼の息とその表情に
幻聴だったのかと自分の耳を
疑ったけど、龍一が微かに目を
開けて私を見た瞬間、そんな
不安は飛んでいった。






『 美優・・・ 』


「 うん・・? 」





二ヶ月で傷は少しずつ
治ってきているのか
目立った傷はなくて、
気になったのは頭に
ぐるぐると巻かれた
包帯と、この機械の数だった。







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