Tolie.





「 ・・・起きた? 」


「 ゆ、と・・さん? 」







前にも、こんなことが
あったような気がする。
私がうなされているのを
優斗さんが起こしてくれて、







「 怖い夢でも見たの? 」






私の目から零れた涙を
指で拭いながら、優しく
抱きしめてくれた。






「 ・・・怖かった? 」


「 すごく、苦しかったです 」


「 苦しい? 」





温かい腕の中で頷くと
ほんの少しだけ、腕の
力が強くなった気がした。







< 407 / 445 >

この作品をシェア

pagetop