ふたりの総長〜恋を知る〜
「お前にひどいこと言ったけど、それでも俺は・・・」




「今でもお前のことが好きだ。」



ドクンッ



真剣な眼差しで放たれた愛の告白。
あたしの胸は大きく高鳴った。


でも、


また石山君に拒絶されるかもしれない。
その恐怖はあたしの中から消えてはいない。



「・・・帰る!手当てしてくれてありがとう・・・」


どうしていいか分からなくなったあたしは、パーカーを手に取り石山君の部屋を後にした。



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