大人的恋愛事情
「そういう意味があるのかねえのかわからない質問って、探られてる気がして気分がよくねえ」
どうやら29歳独身モテる男は、さすがに相手をよく見てるらしい。
「そう探ったの、自分に自信があるのかないのかを」
アッサリとネタばらしすると、私から視線をしながきに戻した。
「そこそこあって、意外にないってとこだ」
「なにそれ」
「まあまったくないこともないけど、他人から見えてるほどはないってことだよ」
自分がいい男だと自覚はしているけれど、自惚れているってほどでもないってことか。
何品かの料理を注文して、まずはビールで軽く乾杯をする。
「酒強いのか?」