大人的恋愛事情
 
「待っ……お願っ……」



「黙れよ」



冷たい声に、ますます不安になるというのに、シンクを強く握る指先が白くなる。



「やぁ……もっ」



「まずは4回の昼飯分」



投げ捨てるように言う、私の限界が近いことをわかっているだろうはずの男は、焦らすこともないかわりに、待つこともしてくれずにどこまでも高みに押し上げてくる。



「やめっ……あっ…ぁ」



震えが止まらない身体なのに、相変わらず支えても貰えない。



そんな非情な状態だというのに、縋るのはそんな非情な快楽を与え続ける腕だけという矛盾。
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