大人的恋愛事情
 
それなのに、少しづつ状況に追いついてくる私がいて。



藤井祥悟が反応してくると、それに応えるようにこの状況にさらに気持ちが追いつく。



キッチンでなにをさせられているのか考えると、先ほど強制的に無理やり昇らされた身体の芯がまた熱くなる。



そして不思議な事に、気持ちと身体が追いつけば追いつくほど、今度はそれならそれでとこの信じられない状況を楽しみ出す。



どうせするなら、気持ちいい方が良い。



開き直ると、それはそれで悪くない行為に思えてきて我ながら呆れる。



無理やりだった間は、適当だった私もそうでもなくなってくると、今度は夢中になりだす。



そして私が夢中になればなるほど、冷たく非情だった男も少しつづ軟化して。
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