大人的恋愛事情
でもそんな男なのに、4年9カ月も一緒にいたのは、圭のそんな部分が好きだったからってのも事実で。
結婚という現実的な話を持ち出して来た圭。
それは圭の求めるものがとてもハッキリとしていて、わかりやすい気がして。
「繭さん……」
批難するような美貴ちゃんの声を聞いても、開き直る私には堪えもしない。
だって、私が悪いわけ?
圭は熱があるから泊めただけ。
藤井祥悟とお昼を食べたかったから食べただけ。
これのなにが悪いの?
そんなに責められるようなことはなにも……。
「藤井さんと会うのもうやめたらどうですか?」
そんなことを言う美貴ちゃんは、やっぱり圭を押してくる。