大人的恋愛事情
 
でもそんな男なのに、4年9カ月も一緒にいたのは、圭のそんな部分が好きだったからってのも事実で。



結婚という現実的な話を持ち出して来た圭。



それは圭の求めるものがとてもハッキリとしていて、わかりやすい気がして。



「繭さん……」



批難するような美貴ちゃんの声を聞いても、開き直る私には堪えもしない。



だって、私が悪いわけ?



圭は熱があるから泊めただけ。



藤井祥悟とお昼を食べたかったから食べただけ。



これのなにが悪いの?



そんなに責められるようなことはなにも……。



「藤井さんと会うのもうやめたらどうですか?」



そんなことを言う美貴ちゃんは、やっぱり圭を押してくる。
< 356 / 630 >

この作品をシェア

pagetop