大人的恋愛事情
「やめてっ」
そんな抗議はまったく無視され、リビングを引きずられるようにして、寝室の扉を乱暴に開けその中に連れ込まれた。
あまりの状況に頭がついて行かないというのに、そんなことは怒っている圭には関係ないらしい。
「ちょっとっ! 圭っ」
抵抗する私は逃げようとするのに、ベッドに無理やり上げられて、上から押さえつけられる。
まさかとは思いながらも、どう考えてもこの状況はそういうことで。
「圭っ!」
「昨日といい、今日といい、随分仲良さそうに昼食いやがって」
吐き捨てるような言葉に、そう言えば、社内速報は携帯のメールにも届くと言っていたのを思い出す。