大人的恋愛事情
 
「指輪買うために付いて来てもらった」



「でも、先週だったけど?」



「あの後……昼に繭と話をした日に、その週にでも買いに行こうと思ってたんだ。でも、用事があるとかで断られて……」



そんなことを言いながらも、首筋から落ちて胸に辿り着くキスに、身体の熱がさらに上がる。



「仕方なく、一週間待った」



それでもそれも先々週のことだったりして。



先週、一週間は一度も顔を見せなかった。



「でも……」



そう呟く私の感度を引き出そうと、落とされるキスや手の動きに、従順に反応し出す身体。



「一週間待ったせいで、勢いが冷めて不安になってきたんだ」



「不安?」
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