大人的恋愛事情
服を脱ぐ時間すらもどかしく、キスを繰り返しながらベッドに傾れ込む。
せっかくの早退も、会社のロッカーに置いたままのチョコケーキも、先ほど画像で見た指輪も、なにもかもを後回しにしたまま藤井祥悟の部屋で抱き合う。
優しいキスに、胸がジワリと温かくなり、優しく肌を滑る手に身体が熱を持つ。
初めて関係を持ったのは、まだ一カ月ほど前なのに、その手は私を知っているらしく的確な場所を刺激してこられて息が上がる。
脱ぎきれていない服を優しく取り払うその仕草に、言いようのない愛しさが込み上げる。
「妹だったの?」
首筋のキスに熱を上げながら聞くと、一瞬動きが止まりまた再開された。
「ああ」
「どうして妹と?」