大人的恋愛事情
きっとすべてがどうでもいいと思っているような繭のそんな態度に、何故か親近感が湧いた気がした。
これが総務と合同の新年会でなければ、俺も同じことを思っただろう。
無駄な付き合いなど切り上げ、さっさと帰って自分の時間を過ごしたいに決まっている。
腹の中ではどうでもいいと思いながらも、綺麗な顔に笑顔を作りやり過ごす大人の女。
そんな冷たいとも言える、ある意味可愛げのない女の隣に座りながら、ますます興味と憧れが募る気がした。