大人的恋愛事情
長い髪がフワッと揺れるのを見ながら、その場で立ち尽くしていると、ネックレスも外して髪留めと一緒に隣のベッドに放り投げた。
そんな雑な行動に思わず笑うと、それが気にいらないらしい女が面白くなさそうに呟いた。
「誘ったのはそっちじゃないの?」
真面目で堅いイメージだったはずの女は、そうではないらしい。
「シャワーしてくる」
何故か俺の方が動揺していて、思わず逃げるようなことを言うと、そのままベッドにドサッと倒れた繭が微かに笑った。
「早くしてくれないと、寝るかも」
さっき寝たくないと言ったはずの女は、次の瞬間には寝ると言い出す。
まあ酔っているだろうし、まともに考えても意味がない。
そんなことを思いながら、シャワールームに入りシャワーを済ませ部屋に戻ると、寝るかもと言った女はさっきの体勢のまま寝転んでいて。