大人的恋愛事情
よく考えると、いくら忙しくても10時を過ぎるなんてことそうそうない。
それなのにそんな時間に、店の前にいたなんて待っていたとしか思えなくて。
気まずいのか黙ったままの藤井祥悟に、言いようのない愛おしさが込み上げ、さらに強く抱き締めると、どこまでも大人の色気を出せるわりに意外と弱気な男が顔を上げた。
質問には答えない藤井祥悟がキスをしてくるので、それに応えるようにキスを返す。
愛しい男との深いキスに簡単に欲情出来る私は、それだけでは足りなくなり肌蹴たシャツから手を入れる。
手に触れる肌の滑らかさを心地よく感じながら、シャツをさらに肌蹴させ剥き出された肩に手を滑らせる。