大人的恋愛事情
 
キスを放し、固い肩に唇を寄せると藤井祥悟が小さく溜息を吐いた。



その溜息の意味など今の私にはどうでもよく、一刻も早く同じように欲情してもらいたいため、その肌に舌を這わす。



肩から首筋を通り、耳まで辿り着く舌でそこを舐めると、煽られたのか藤井祥悟の手が服の中へと入ってくる。



素肌に触れられるとそれだけで、ゾクリとした感覚が背中を駆け抜け、小さな吐息が洩れた。



それを耳元で察知する男が、また少し呆れたような溜息を吐く。



「繭……」



「うん?」



「頼むから俺のいないところで酔うほど飲むな」



「どうして?」
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