大人的恋愛事情
 
「やっぱ酔ってるな」



呟くようにそう言った藤井祥悟が微かに笑うの見ながら、その顔に欲情する私がねだるように囁いた。



「早くして……」



向かい合い、ソファの上という体勢のままで繋がると、いつもよりも深く重い感度が身体を駆け抜ける。



自ら揺れながら乱れる私を見る藤井祥悟が、少し困ったような呆れたような声で呟いた。



「やっぱ待ってて、よかったよ……」



そうきっと心配して待っていた藤井祥悟。



あんなにスッキリとしたスーツ姿のわりに、心配で店の前で待っているなんて少し笑える。



こんな私にそうそうなにもあるはずないのに、若い森君にまで嫉妬したりして。
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