恋ってよんでもいいですか?
ガチャリという音とともに


「ただいま~」という女の子の声


さくらさんだ。


緊張してどうしようもない。


挨拶しなくちゃと立ち上がってみたけれど


一歩が踏み出せない。


「わこ?」


心配そうな春樹くんの声が遠くに聞こえる。


私はそのままソファーの前で棒立ちになってさくらさんと対面した。
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