10年目の告白
「ありがとう。でも私がこの後東京行って吉原行くのが運命なら、私はそれを受け入れようと思う。今のめぐは森本さんにそんな風に思ってもらえるような女性じゃないと思う。吉原で会えたから森本さんはめぐのこと好きになってくれたんじゃないのかな。」
「それって俺フラれてるの?そっか。でもまだチャンスはあるよね。たまには会ってよ。店に来てもいいなら来るし」
「うん、そうだね・・・。ねえ。めぐと森本さんってHしたんですよね?」
「そりゃそういう店だからな」
「じゃあ今日の記念にしようか?」
俺は10年ぶりにめぐを抱いた。何度夢見ただろうか。懐かしいような恥ずかしいような、そしてすぐに絶頂をむかえた。俺はめぐを抱きしめたまま眠りに落ちた。
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