・+◇【短編】White love letter
『小春は絶望しかなかった俺の人生に、信じる光をくれたんだ。
だから今日は、希望を信じたくて、ここに来て伝説に挑戦してみたんだ』
そしてあなたは私の頭をぽんぽんとしてくれました。
『小春と一緒なら伝説が本当になる気がしたんだ。
伝説が本当になれば俺がちゃんと愛されてた事も信じられる気がした。
見つからなかったからって怒って怖くなっちゃってごめんな。』
――‥誰だってそんな思いしたら
何がなんでも伝説を見つけたかったに決まってるよ‥――
「また来よう?
今度は絶対見つかるよ」
私はあなたを元気付けたくて言いました。
『そうだな。早く退院してまた来ような』
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