君を護れるのは俺だけだって信じてるから【BL】
その日は特に他に変わった事も無く。
兄ちゃんと一緒に夕飯の支度をして、食べて。
風呂に入っていたら、ドアの向こうに座り込んで待っていたのには少し驚いたけれど。
他には本当に何もなく、就寝の時刻となった。
兄ちゃんが枕を持って、新しい俺の部屋にやってきたのはまあ何事も無いとは言えないかもしれない。
でも、今の俺にはそれが必要な事なんだからしょうがない。
少しでも傍に居る事が大事なんだ。
俺の些細な怪我よりも、兄ちゃんが不安にならないように。
そう君も言っていたように、兄ちゃんは俺を心底大事に思ってくれている。
だから自分が何かできるのなら、最善を尽くしたいと思っているだけなんだろう。
より安全に過ごせるのならそれに越した事はないし、これ位で兄ちゃんの心の平穏が戻るのなら安い。
きっと今日まで、日々悪くなり続ける俺の運の悪さは、かなり兄ちゃんを心配させていたんだ。
一度落ち着いて考えてみれば、俺が転んだりした時の表情1つを思い返してもそうだった。
だから極端な、閉じ込めるとかいう方法を取ろうとしていたんだろう。
一番俺と居る時間が長いから、そんな兄ちゃんに両親も説得されたんだと思う。


