夫婦ごっこ
「まだまだ いけるね~~彼女。

「ほんと?いけてる?」

「うん。ビックリしたな。管理人さん腰ぬかすな。」

恒くんにほめられて私は有頂天になった。

好きな人に褒められるのは最高に気分がよかった。

「じゃあ いってくるね。」

「おう。」恒くんの声がリビングから聞こえた。

エレベーターを降りると
前さんと管理人夫妻が話しをしていて

「こんばんわ。」と挨拶をした。

「誰かと思ったら~~大浦さんの幼妻ちゃん~」
管理人さんの奥さんが声をあげた。

「どこ行くの?お洒落して。」

「友達のライブ見に行くんです。」

「こう見たらやっぱまだまだ奥さんは お嬢ちゃんだね。」
管理人さんが笑った。


「大浦ヤキモチやいてるんじゃないか?
奥さんがこんな大変身してたら。」前さん。


「いいえ~私のことなんて
眼中にないんですから……。」


ヤキモチなんてやくこともない
私はこんなにヤキモチ焼きなのに…。

「旦那に嫉妬させるくらいの妻じゃないと
ダメよ。安心させたら男なんて……
ね?あなたたち。」

奥さんが管理人さんと前さんに言うと
二人とも顔を見合わせて


「ははは・・・」困った顔をして笑った。
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