夫婦ごっこ
どうしてか千鶴さんのことが気になった。
でも……名前が違うから…

  つぅ…って名前じゃないし…

あの優しい声は 少なくても私の知らない恒くんだった。

私が悲しいんでたら恒くんはあんな優しい声で
話してくれるのかな。


千鶴さんと前さんはラブラブなのに
何を私は言ってるのか・・・・・


  嫉妬って病気だな。

ありえない二人の関係が……おかしいなんて…。
暇だからこんなこと想像してしまうんだわ。


いつものように掃除をして洗濯を終わらせた。
買い物をするのに車を出した。

  千鶴さん助手席に座ったんだ……。


  ね・・・ここで何話ししたの?


もうすっかり私の思い込みは 病になっていた。

「あ~~ほんとヤダ……。ありえないこと想像して…
もうバカみたいだ。」

あてもなく大型スーパーの中をうろついた。

周りを見渡すと世の奥さまたちが 夫や家族のために
買い物をしている。


  普通ってむずかしい……。
< 84 / 346 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop