【完】キミがいた夏〜Four years later〜




「何…?どうかしたんですか…?」



言い様のない不安が胸に込み上げてくる



聞きたくない言葉の先を促したけれど、すぐに耳を塞いでしまいたい




電話の向こうの都さんが少し言葉を切って深呼吸する



「落ち着いて…聞いてね…」





目の前の渋滞が少しずつ空けていく








「渚が…高波に巻き込まれて…」










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