ひきこもり女学生の脳内断面図












「ありがとな、嬉しいよ・・・」








ジローはそれだけ言って、私からのチョコを鞄の中にそっと入れた。








「雨降ってきたみたいだから気をつけて帰れよ」











それだけ言って私の肩をたたくと、玄関に向かおうとした・・・













が、最後の最後の去り際に、彼は私の耳元でこう言った。












「嬉しいけど、本命としてもらいたかった」












































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