美加、時空を越えて
美加の身体は、高く持ち上げられ宙でくるくると回転した。

美加の頭が下になると、そのまま美加の身体は急降下した。

(このままではいけない)
そう思った美加は全身の力を振り絞り身体を丸めた。

美加の背中が地面に叩きつけられた。

美加は「ウッ」という呻き声を上げるとそのまま、気を失った。



どれくらいの時間が過ぎただろう。

竜巻は、気を失って横たわっていた美加の後ろにいた。
竜巻は依然勢力を衰えていなかったが、どうやら通過できたようだ。

美加は空を見上げた。
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