不思議な神様達&新選組
真梨は涙をこらえながら走った。
草履がボロボロになり、足から血が出ても気にせずに走った。走り続けて15分経った時、人だかりを見つけかき分けて入った。

「優!!!」

目に飛び込んできたのは沖田と平助が血まみれの優を抱きかかえていた。

「優…。今から治してあげるからね。」

真梨は声が震えながらも優に近づいた。その時、

「く…るな…。」

「え?」

優が喋ったと同時に真梨が優の結界に閉じ込められた。

「優?此処を出してよ…。」

< 182 / 207 >

この作品をシェア

pagetop