あくまで天使です。


さすがべリアル!


皮肉返しはお手の物ってところだ。月緋の暴言についていける彼に敬服するばかりだ。


しかし月緋はひるまず、さらに小首を傾げた。


「同居人?ナギサ、あんたこんな美形と同居してるの?駄目よ貴方だけこんなケータイ小説みたいな甘甘ライフを送るなんて。このリア充が」


最後は吐き捨てるように言い、月緋は愛らしい顔をにこりと緩ませ


「まぁ貴方の名前とナギサの遅刻理由、同居に至ったまでの道筋は後でたっぷり聞かせてもらうから、今はとりあえずお茶でも出して?あっあとお茶菓子も」


我が物顔でワガママを言うお姫様である。


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