あくまで天使です。


校庭の光をみずからはなっていた木の下で、全力疾走してきた足と肺を休める。


しかし休憩に時間を使うわけにいかず、強く木を蹴りつける。


がさっと数枚の木の葉が枝から舞い落ちた。


哀れだ、と思う時間は、ひたすら蹴りを放つことに使った。


「とっとと!降りて!こい!」


その渾身の3発で、ついに目的に品物が悲鳴を上げながら落ちてきた。


< 238 / 625 >

この作品をシェア

pagetop