あくまで天使です。
「………あのさ、無理しなくていいから」
「………」
「むっ難しいよ数学って!ねっ!?」
それは超基礎問題だけどね、という言葉を飲み込む。それを言ったらこの天使のエベレスト級のプライドが噴火するのは目に見えている。
「その問題はちょっとむずいから!」
「………そうか?そうだよな!」
参考書をずらし、出てきたのはべリアルの複雑げな表情。
「どっちかというと俺は文系だからよ!ほれ英語かせ!」
私はもちろんためらった。文系だ!というのははったりにしか思えなかったからだ。これ以上私はフォローをしたくないぞ………