あくまで天使です。


「さっさと戻ってよ!」


「俺に命令すんのか?」


一気に不機嫌になったベルアルに


「御飯あげないよっ!」


と突き放した言い方をすると、舌打ちしながら顔は天井へ戻って行った。


こっちも舌打ちしながら雑巾で床をふく。なかなか取れない。


やっと拭き終わると息をつき、新しい卵をボールに打ち付けた。


油と熱でいっぱいになったフライパンの温度を中火にし、卵を一気に入れ大きく混ぜる。


卵のいい香りが私の鼻孔をくすぐった。


長年の勘で言い焼き具合の瞬間に、火を止めケチャップライスの上にそっと繊細にのせる。


企業秘密のソースをかけたら完成だ。


ナギサ特性ソースオムライスを二つ作り、リビングに持っていく。


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