スターレディ物語
素は風呂敷包みを持っていたトートバッグに押し込む。


「華はこれからどうする?」


「麗とセッションするから」


「そっか。じゃ、また明日」


そう言って、素は花崗の予約した美容室に向かった。


「いらっしゃい、素ちゃん」


「こんにちは」


「花崗ちゃんから、話は聞いてるけど。今年も四月は桜色でいいのかな?良い新色が出たの。こんな感じ」


担当の美容師が、サンプルを見せた。


「いい色!」


「でしょ?髪の毛は、揃える程度で大丈夫?」


「うん。今日は予定があるから、少しいじって」


担当の美容師は了解し、作業を始めた。


美容室を出る頃には、男性の指定した時間まで少し余裕があるくらいで、素は男性の指定したカフェに向かった。
< 33 / 38 >

この作品をシェア

pagetop