スターレディ物語
カフェで取り敢えず、ハンバーガーとサンドイッチを注文して、イヤホンを着けた。


音楽を聞きながら、カフェの中から、人の往来を眺めていた。


携帯電話でメールを確認して、スケジュール帳を開く。


明日の予定を確認しつつ、明後日は後輩のみるくミルフィーユと打ち合わせ、夜はサヴァランのレコーディンクに付き合う。


頭の中に入れつつ、新曲の歌詞も気になる。できれば今月中に、全体図を把握したい。


大学時代にバンドをしていた時には、ヴォーカル担当だったメンバーがやっていたので、手間が省けた。


そのメンバーも、今は普通の専業主婦。幸せいっぱい、と毎年年賀状がやってくる。家族の写真付で。


素は軽く息を吐いて、再び窓の外に視線を向けた。
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