魔王と王女の物語
とにかくラス最優先の魔王は、一旦解散すると部屋に戻り、蛇口を捻って止めた。
クローゼットを開けたり窓から外を見たり、室内をちょろちょろしているラスを眺めつつ、ばさっと真っ黒いマントを落とした。
ぴったりと身体のラインが出ている黒い長袖のVネックのTシャツに細身の黒いパンツ姿。
人差し指でラスを招き寄せると、カイとソフィーから譲り受けたネックレスを外して、耳元で囁いた。
「早く脱げよ。俺が脱がしてやろうか?」
「ううん、自分で脱ぐ。コー、ファスナー下ろして」
淡いブルーのふんわりとしたドレスの背中側についているファスナーを下ろしてやり、
魔王、ラスにおねだり。
「チビ、俺の脱がせて」
「いいよ。ばんざーい」
「ばんざーい」
ベッドに腰掛けて両腕を挙げると頭からすぽっとTシャツを脱がされてコーフン。
「イイねー、こういうシチュもイイ!」
「寒いよ早く中に入ろうよ」
その場でさっさと全てを脱いでバスルームに駆け込むラスを追いかけて中に入ると…すでにバスタブに身体を沈めていたラスが瞳を閉じて気持ちよさそうにしていた。
「お前さあ、怖いとか言いつつ風呂は入るのな。俺が一緒に入らないと入れない系?」
「うん、入れない系。コー、早くおいでよ」
…相変らずラスの視線は一点に集中している。
全てにおいて自信のある魔王は腰に手をあてて仁王立ち状態でにやつくと、頭からお湯を被って中へ入った。
「コーのお城ってどんなお城?湖とかある?緑はたくさんあるの?」
真向かいに座って互いに脚を伸ばし、時々親指でラスの首筋をくすぐりながらもうしばらく戻っていない針山の上の城を思い浮かべた。
「毒沼ならあるな。緑っつーか枯れてる木なら沢山あるけど…あとチビの嫌いな雷がすげえな」
「え!や、やだ、行きたくないよ…」
「平気平気。1度行ってみてさ、引越せばいいんだろ?チビのお望みの場所に引っ越してやるよ」
「それならいいけど…」
身体を起こしてラスの腰をくすぐり、笑わせながら抱きしめた。
「早く行こうぜ。早く…」
赤い瞳が優しく笑んだ。
クローゼットを開けたり窓から外を見たり、室内をちょろちょろしているラスを眺めつつ、ばさっと真っ黒いマントを落とした。
ぴったりと身体のラインが出ている黒い長袖のVネックのTシャツに細身の黒いパンツ姿。
人差し指でラスを招き寄せると、カイとソフィーから譲り受けたネックレスを外して、耳元で囁いた。
「早く脱げよ。俺が脱がしてやろうか?」
「ううん、自分で脱ぐ。コー、ファスナー下ろして」
淡いブルーのふんわりとしたドレスの背中側についているファスナーを下ろしてやり、
魔王、ラスにおねだり。
「チビ、俺の脱がせて」
「いいよ。ばんざーい」
「ばんざーい」
ベッドに腰掛けて両腕を挙げると頭からすぽっとTシャツを脱がされてコーフン。
「イイねー、こういうシチュもイイ!」
「寒いよ早く中に入ろうよ」
その場でさっさと全てを脱いでバスルームに駆け込むラスを追いかけて中に入ると…すでにバスタブに身体を沈めていたラスが瞳を閉じて気持ちよさそうにしていた。
「お前さあ、怖いとか言いつつ風呂は入るのな。俺が一緒に入らないと入れない系?」
「うん、入れない系。コー、早くおいでよ」
…相変らずラスの視線は一点に集中している。
全てにおいて自信のある魔王は腰に手をあてて仁王立ち状態でにやつくと、頭からお湯を被って中へ入った。
「コーのお城ってどんなお城?湖とかある?緑はたくさんあるの?」
真向かいに座って互いに脚を伸ばし、時々親指でラスの首筋をくすぐりながらもうしばらく戻っていない針山の上の城を思い浮かべた。
「毒沼ならあるな。緑っつーか枯れてる木なら沢山あるけど…あとチビの嫌いな雷がすげえな」
「え!や、やだ、行きたくないよ…」
「平気平気。1度行ってみてさ、引越せばいいんだろ?チビのお望みの場所に引っ越してやるよ」
「それならいいけど…」
身体を起こしてラスの腰をくすぐり、笑わせながら抱きしめた。
「早く行こうぜ。早く…」
赤い瞳が優しく笑んだ。