魔王と王女の物語
密かに結界を張ったおかげでリロイにも邪魔されずに済んで、ラスの膝枕を楽しもうと寝転がると、真上のラスの唇が少し尖っていた。
「もう終わりなの?」
「もう終わりなの。チビにはまずおしべとめしべから教えないとなあ」
「赤ちゃんができるようなことって意味?コーは私との赤ちゃんがほしいの?」
「まあ城に着いたらいやってほど教えてやるから楽しみにしてろって」
ラスが左手薬指のガーネットの石が嵌まったリングをじっと見つめた。
リングを贈ってからとても大切にしてくれていて、時間が空くといつもリングを見ている。
「チビがそういうの好きとは知らなかったぜ。次はもっとすげえの贈ってやるよ」
「ううん、これでいいの。コーの瞳の色と一緒!えへへ」
可愛らしく笑って魔王を大コーフンさせて、もそもそと起き上がると向い合せに座ったまま抱っこしてぎゅっと抱きしめた。
「イエローストーン王国で小僧を満足させたら、次は俺の師匠の家な。…ま、驚くなよ。かなり変人だからさ」
「え?コーは300歳なんでしょ?お師匠様は生きてるの?」
「ああ、俺に不死の魔法を伝授したのは師匠だからな。不死なのは世界に俺と師匠だけ。そんでもってチビも加わる予定!」
――少しずつコハクの秘密が明らかになってゆく。
ラスはそれが嬉しくて、コハクがいつもしてくるみたいに頬をぺろんと舐めた。
「!ち、チビ、やべえ!鳥肌立った!」
「気持ちよかった?じゃあもっとしてあげる」
お返しと言わんばかりに耳や頬、瞼をぺろぺろと舐めてくるラスに、
魔王、ケダモノになる寸前。
「やめ、やめろって!ああもう張り切るな俺!落ち着け俺!お前を使う出番はまだないぞ!」
「?」
抱っこされたまま前かがみになった魔王をラスは不思議そうにして抱き着いていたが、
「コー、またなんかあたってる」
「お前が挑発したせいだっつーの。あーもうこの小悪魔、絶対一生離さないからな」
――きゅんとしてにこっと微笑むとコハクも笑ってくれて、
「チビ、今日は野営だぞ」
「野営?大好き!」
変わり者の王女だった。
「もう終わりなの?」
「もう終わりなの。チビにはまずおしべとめしべから教えないとなあ」
「赤ちゃんができるようなことって意味?コーは私との赤ちゃんがほしいの?」
「まあ城に着いたらいやってほど教えてやるから楽しみにしてろって」
ラスが左手薬指のガーネットの石が嵌まったリングをじっと見つめた。
リングを贈ってからとても大切にしてくれていて、時間が空くといつもリングを見ている。
「チビがそういうの好きとは知らなかったぜ。次はもっとすげえの贈ってやるよ」
「ううん、これでいいの。コーの瞳の色と一緒!えへへ」
可愛らしく笑って魔王を大コーフンさせて、もそもそと起き上がると向い合せに座ったまま抱っこしてぎゅっと抱きしめた。
「イエローストーン王国で小僧を満足させたら、次は俺の師匠の家な。…ま、驚くなよ。かなり変人だからさ」
「え?コーは300歳なんでしょ?お師匠様は生きてるの?」
「ああ、俺に不死の魔法を伝授したのは師匠だからな。不死なのは世界に俺と師匠だけ。そんでもってチビも加わる予定!」
――少しずつコハクの秘密が明らかになってゆく。
ラスはそれが嬉しくて、コハクがいつもしてくるみたいに頬をぺろんと舐めた。
「!ち、チビ、やべえ!鳥肌立った!」
「気持ちよかった?じゃあもっとしてあげる」
お返しと言わんばかりに耳や頬、瞼をぺろぺろと舐めてくるラスに、
魔王、ケダモノになる寸前。
「やめ、やめろって!ああもう張り切るな俺!落ち着け俺!お前を使う出番はまだないぞ!」
「?」
抱っこされたまま前かがみになった魔王をラスは不思議そうにして抱き着いていたが、
「コー、またなんかあたってる」
「お前が挑発したせいだっつーの。あーもうこの小悪魔、絶対一生離さないからな」
――きゅんとしてにこっと微笑むとコハクも笑ってくれて、
「チビ、今日は野営だぞ」
「野営?大好き!」
変わり者の王女だった。