お姫様だっこ
「はぁ…はぁ…。」
靴箱に着いた時には息切れしそうだった。
靴箱には菜帆と俊がいた。
「美優!?走ってきたの?大丈夫?」
菜帆があたしに駆け寄ってきた。
「研、もう来てるぞ?靴がある」
「ねぇ…研は美優おいて行ったの?」
「…うん」
「ひどい…ねぇ俊!研をどぉにかしてよ!美優なんにも悪い事してないんだよ!?」
「あぁ…。わかってるよ。俺だって2人の為に何かしてやりたいよ。でも…研の気持ちも考えないと駄目だろ?俺らが感情的になってどうする?…ごめんな、美優」
「いいんだよ‥ありがとう。こっちこそゴメンね」
俊の言うとおりだ。
研もきっと辛いんだ。
研の気持ちも考えなきゃ…
でも、あたしはどうしたらいいんだろう。
わからなくなる。
話も聞いてくれない状況でどうすればいいのか見えなくなってくる…