お姫様だっこ
部屋に入って服を着替えようとした時
携帯が鳴った。
智也からメール。
《今から出てこれる?急にごめん…》
えっ?なんだろう?
《いいけど…どうしたの?》
《会って話すよ。美優の家の近くの公園で待ってるよ》
《わかった。すぐ行く》
あたしは私服に着替えて外にでる。
この公園は研との待ち合わせ場所…
公園を通る度に蘇る
研との思い出。
いつも研が待ってくれてた場所には誰もいない。
公園に入ると
もう夕日が隠れようとしているせいか、いつも遊んでる子ども達もいなくて
犬の散歩をしてる人がチラホラいるだけだった。
真ん中にある砂場の傍のブランコ。
そこに智也は居た。