お姫様だっこ
近づくと
あたしに気付いたみたいで大きく手を振ってる。
無邪気で可愛い。
あたしは隣のブランコに座った。
「懐かしいー…久々にブランコ乗る」
少し楽しかった。
暫く2人でブランコをこいで遊んでた。
そして
辺りが月明かりだけになった頃
智也がブランコをこぐのを止めて
真剣な顔になった。
あたしもブランコをこぐのを止めた。
「智也?」
智也は黙ったまま。
「智也…もう気にしなくてイイんだよ?あたし大丈夫だから、ねっ?」
まだ気にしてると思ってそう言った。
「違う!!」
やっと口を開いた。
真っ直ぐな瞳で見つめられる。
吸い込まれそうな
大きな綺麗な瞳。
この瞳で見つめられるとあたしは目をそらせなくなってしまう。
「なに…?」
「好きだ!!」
へっ??
何が起こったのかよく分からないで固まってしまった。
気づいたら
智也の腕に包まれていた。
「と、智也!?」