お姫様だっこ



でも何でこんな子があたしに話しかけてくんだろう?



とか考えてた時…






「おぃ、誰が美優ちゃんって呼んでいいっつった?」



この声は…






「研さん!!」



「おぃ、またお前かよ慎。よく会うなぁ」



研だった。怒ってんのかな?



「゙研さん゙は止めろ…なんか時代劇みたいじゃね?」



「ぶぅーっっ!」


「あぁ?なに笑ってんの?美優」





しまった…




「ご、ごめん!だって…おかしくて!」



「2人って仲良ぃんですか?」



あたしと研のやりとりを見ていた慎が不思議そうに聞いてきた。




「なに言ってんだ?俺達付き合ってんだよ。知らなかったのかよ?」



研が慎を睨みつけた。





この2人、絵になるんですけど…。



背が高くてかっこよくて2人ともモデルみたい。

さっきから女子たちの視線浴びまくりだし。
< 262 / 330 >

この作品をシェア

pagetop