私はペットです。雌犬です。

「ふはぁ…お風呂、気持ちいい…」


お風呂での、まったりタイムは堪らないね

気分も上昇して、鼻歌なんか歌い始めてしまう

すると、脱衣場から着信音が聞こえた


「ん?…優さんからだ」


脱衣場に出て、優さんによって強制的に持たされた携帯を確認…


『隠れて』


一言それだけ書かれていたメール

隠れて?!
誰か来るの?!


「ど…どうしよう!」


とりあえず、バスタオルだけ巻き付ける

っで、着替え等すべて
私の存在がバレそうなものを洗濯機に投げ込んだ

その瞬間、玄関から騒がしい会話が聞こえてきた


「や、やばい!」


私は慌てて廊下に出た
私の部屋に入るか?
いや、駄目だ。私の部屋は玄関から丸見え…

タイミングを誤ったら…見つかる

仕方がない…よね

許して下さい優さん…

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