私はペットです。雌犬です。

俺は、代理マネージャーの原山さんが嫌で仕方がない

事務所社長の姪っ子で、桜治ユウのファンらしい…

だから、マネージャーの前なのに素を出すことも出来ない

それに…
ただのマネージャーなのに、俺の彼女面をする


「桜治くん、大丈夫?」


俺のファンを散らして来たのであろう、原山さんが控え室に帰ってきた

段ボール一杯のファンからのプレゼントを持って


「僕、もう少しなら頑張れたんですけど…」

「あらぁ、ダメよ?あんな煩い子達の声を聞いたら、もっと体調悪くなっちゃう」


っと言いながら、俺の体に触れてくる

うざい…
俺のファンの子を煩いって…
まぢ、うざい…

お前と二人で居る方が、具合悪くなりそうだよ

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