天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
昼休み。

「さぁ、しっかり食べるでやんす」

学食でボルシチを注文したら、天神第二のオカンがピロシキまでサービスしてくれた。

「え…これ…」

キョトンとするアリスカに。

「少し痩せたようでげす。しっかり食べないと、自慢の胸が小さくなるでやんすよ?」

そんな事を言って、彼女はそばかすだらけの顔をクシャッと笑顔にした。

心遣いに感謝しつつ、アリスカは席に座る。

…自然とアリスカの席に集まってくる友人達。

賑やかに昼食が始まる。

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