天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
啓太は小さな体をフルに使って、社会科教材を運びながら廊下を歩いている。
「悪ィなぁ啓太、俺一人じゃちょっと手間でよぉ」
苦笑いするしまじろう。
嘘だ。
本当ならこの程度、一人でチャッチャと片付けられたのだが、お初に『啓太ちゃんに是非とも手伝わせてちょうだい、ところでしまじろうって渾名になったのね、しまじろうちゃん』と言われたのだから仕方ない。
お初にまで『しまじろうちゃん』呼ばわりされて、ちょっとブルーなしまじろうちゃん。
「いえ、確かに叔父さんも一人じゃ大変ですよね」
嫌な顔一つせずに笑う啓太。
彼はいつもと変わらないように見える。
しかし、しまじろうとて知っている。
啓太がいつも昼休みに、一人で昼食をとっているのを。
理由がアリスカとの一件である事は容易に窺い知れた。
別にクラスメイト達にハブられている訳ではなかろう。
啓太が自分からそうしているのだ。
まるで自分に、アリスカを傷つけてしまった事に対する罰を科せているかのように…。
「悪ィなぁ啓太、俺一人じゃちょっと手間でよぉ」
苦笑いするしまじろう。
嘘だ。
本当ならこの程度、一人でチャッチャと片付けられたのだが、お初に『啓太ちゃんに是非とも手伝わせてちょうだい、ところでしまじろうって渾名になったのね、しまじろうちゃん』と言われたのだから仕方ない。
お初にまで『しまじろうちゃん』呼ばわりされて、ちょっとブルーなしまじろうちゃん。
「いえ、確かに叔父さんも一人じゃ大変ですよね」
嫌な顔一つせずに笑う啓太。
彼はいつもと変わらないように見える。
しかし、しまじろうとて知っている。
啓太がいつも昼休みに、一人で昼食をとっているのを。
理由がアリスカとの一件である事は容易に窺い知れた。
別にクラスメイト達にハブられている訳ではなかろう。
啓太が自分からそうしているのだ。
まるで自分に、アリスカを傷つけてしまった事に対する罰を科せているかのように…。