天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
その時だった。

「!?」

バン!と大きな音と共に開けられた鉄扉。

そこから姿を現したのは小さな少年。

「アリスカさん!」

「啓太っ?」

現れるとは思っていなかった…しかし心のどこかで待ち望んでいた少年の登場に、アリスカの胸は高鳴る。

だが、どうするつもりだろう。

啓太が来てくれたのは嬉しいが、彼ではあの巨大な猫に太刀打ちできるとは到底思えない。

困惑するアリスカの見ている前で。

「リコさん!」

啓太は叫ぶ。

同時に。

「任せて、啓太!」

啓太の中の別人格、スプリンターの『リコ』が声を上げた。

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