天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ
「せやったらなぁ…」

あーイライラするわぁ、コイツら!

そう言わんばかりに頭を掻く琉。

「アリスカにそっくりそのまま説明しぃ?誤解解いたらすぐに仲直りできるやん」

「…い…言い訳なんて…男らしくないです」

変な所で男らしさアピールの啓太。

「ほならチャッチャと告ったり告られたりせんかいボケェッ!金返せっ!」

三度ジ○ンプが炸裂する。

気持ちは分かるが、琉メチャクチャ。

「べ、別に僕は…告白とかそういう事は考えてないです…」

視線を落としつつ、啓太は呟く。

「アリスカさんと仲良くしてられれば…彼氏とか…彼女とか…そういうんじゃなくても…」

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