天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅢ

『じ、じゃあ…』

小夜が提案する。

『せめてこれから龍太郎君の為に、ここにいる皆で勉強会しませんか？一夜漬けになっちゃうけど、しないよりずっとマシだと思うし』

話は、龍太郎の期末試験に備えて勉強会を開こうという事になっていた。

「ちょっ…私これから約束が…」

啓太と待ち合わせがあると言いかけるアリスカだが。

「ならば今からアリスカの部屋に集合だ」

龍娘が強引に決定。

…メールの返事は返ってこない。

こちらから連絡を取る暇もない。

どんどん事態は悪化していく…。