俺はその時、どう行動するか。
シーツにくるまる綾音の隣で、俺は静かに衣服を着ている。





「…ちょっと俺、テラスで涼んでくるね。ちゃんと綾音のことも考えないといけないし」



綾音は幸せそうに恥じらいながらコクンと頷く。



「先に寝ててな…」



俺は綾音の髪を撫でてから、テラスに出た。







バタン…


テラスに出ると冷たい空気に思わず身が縮こまる。


深夜2時を回りシ―ンと寒いコテージ群と森には当然、俺しかいなかった。



バルコニーの柵に積もった雪をサッと手のひらで払うと粉雪が風に散った。


体力がなくなったダルい体をその柵に預け、俺はそのまま頭を抱えるように崩れ落ちた。








しばらくして俺は携帯を取り出す。





メールも着信も来ていない暗い画面。



――ピッ、ピッ


アドレス帳を開くと、俺は電話をかけた。




しばらくコールが続いてから、相手がようやく電話に出た。





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