俺はその時、どう行動するか。
「ラーメン屋さんはホテル白熊までの途中にあるらしいんですけど…」




俺と同じく腕時計を確認した綾音は、時間の余裕に気付いたようだ。




「時間もあることですし、ラーメン食べるついでに歩いてホテルまで行ってみませんか?」



「あ~うん、そうだね」






幸い雪も降っていないし、車で10分程度の距離なら余裕で歩けるよな。


ラーメン屋が途中にあるならここまで戻って来る方が不都合だし…。




俺と綾音はそんな安易な気持ちでバス停からラーメン屋へ向かって歩き出した。








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